コールセンターブログ 電話にまつわるエトセトラ

元SVのお姉さん(自称)が電話のあれこれ教えちゃいます

クレーマーの対処法 暴言を吐く人編

こんにちは。naoです。

 

次回に続いて
クレーマーの対処法をご紹介します。

 

今回のクレーマーさんは
暴言を吐く人」について。

 

■受け止めるのは言葉ではなく背景

暴言にもいろいろありますね。
代表的なのが
「●ね」「こ●すぞ」でしょうか。

 

ほぼ毎日言われていましたが
幸いこ●されたことはありません。

 

脅し文句な訳ですから
当然言われたら怖いですが、
受け止めるべきは
この言葉やその他の荒々しい表現ではなく
この言葉が飛び出てくるほどの
キモチの背景です。

 

なので、怒鳴る人への対処法と同じで
聞くべきことはなにかを見失わないことが
大事です。

 

■動揺しない決意を強くもつ

 

「あぁ、どうしよう」
とオロオロすると

精神的によけい動揺しちゃいます。


電話だと顔が見えない分

相手のちょっとした言葉が

こちらを

「あれ、怒ってる?」という気にさせます。

 

気になりだすとキリがないので

動揺しない強い意思をもってると

クレーム対応になっても

すぐ臨戦態勢に切り替えできます。

 

いっかいスランプに入ると
「えっと」とか「あの」を乱発した挙句
こちらの不手際があったかどうかもわからないまま
とりあえず謝る」ことになるので。

 

謝ればいいという態度は
よけいにお客様を怒らせますので
悪循環です。

 

■暴言への対処法 まとめ

・ポイント1:こ●されないから大丈夫
・ポイント2:うろたえずに相手の話を聞く
・ポイント3:こちらに不備があるかを見極める
・ポイント4:こちらに不備があれば謝罪する。

 

ただし、ポイント3で難しいのが
お客様が勘違いしている場合のクレームです。

 

「勝手に勘違いする方が悪いんじゃないか」
と思いたくなりますが、
勘違いさせる要素がなければ起こりえないので
その改善余地はある訳で
「不備がある」と判断します。

 

これはコールセンターに限らず
コミュニケーションではよくあることですよね。

 

コミュニケーションでは
つもり」がよくあります。

 

「ちゃんと言ったつもり」でも
相手に伝わっていなければ
言っていないことと変りませんし、
「言ったつもりがない」場合でも
相手が「言われた」と受け止めれば
それは言ったことになり得ます。

 

■クレームの数だけ強く優しくなれる

 クレーム対応は時間も労力も消費しますが
受け手の解釈がすべてなので
人との接し方を見直すきっかけになります。

 

「この人はこの言葉をそんな風に受け止めるんだ」
なんて発見はとても新鮮で、
相手が怒ってるかどうかは関係なく
いつも考えさせられました。

 

(人によるでしょうが)
子供の頃は大人の世界って
なんとなく広いように思っていましたが
多いのは仕事上の付き合いばかりで
人間関係はむしろ狭いというか
決まった人との付き合いだけな気がします。

 

 クレームは起きてほしくないものですが
起きてしまったときは背を向けずに
思いきって向かい合うことで
普段を見つめ直せるいい機会だと思うのです。

 

 少なくとも私は
クレーム対応の経験のおかげで強くなれたし
その強さのおかげで人に優しくなれた気がします。

ま、相変わらず気は短いですけどね(笑)

 

実際、現役の頃でも

先輩のベテランSVに

「おまえは強い」と太鼓判を押されましたが、

強さってなんでしょうね。

自分でもよくわかりません。。。

 

 

 

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強さってなんでしょう?

 

 

【次回】 クレーマーの対処法 感情的な人編

 

around4070.hatenablog.com